休職約一年から社会復帰を目指す。

うつからの社会復帰を目標として、考えたことをまとめて、アウトプットしていきたいです。

発達障害と診断されました

7年ぶりに記事を書きます。

社会復帰を目指すsuibariです。

 

7年間の経緯

まず、この7年間で何があったかについて説明します。

簡単なタイムラインを作成してみました。追って説明します。

2012~2022タイムライン

結論から言うと、本ブログのタイトルにもある「社会復帰」についてはまだ途中だと思っています。一応就労はできていますが…。

前回までの記事の通り、私は2015年に1回目の休職をし、1年の休職を経て、2016年に復職しました。

復職してからは仕事・プライベートともに大変順調でした。仕事もうまくいき、結婚もしました。今風に言えば、上振れ状態です。

2年間その状態が続き、私は社会復帰できたんだという強い自信を得ました。転職活動を始めてみました。もともと収入面に不安があるなど転職願望はあったので、自分の立ち位置を知る意味で始めました。

するとトントン拍子で転職が決まりました。2018年末、転職しました。

しかし中途入社してからはまた壁にぶつかりました。

同僚・上司とのコミュニケーションがうまくいかない、仕事がうまくいかない、など前回の休職時にもあった原因が噴出してきました。子供が生まれており育児にもストレスを感じてしまうという新しい問題もありました。

もがきあがいてみたのですが、結果として、2021年に人生2度目の休職をしてしまうこととなりました。

2回目の休職でもリワークに通所し、特に自分の状態管理(セルフケア)、周りの手助けを借りる(サポート資源)を徹底的に対策しました。

そうして再び1年間の休職を経て、2022年に復職し、現在に至ります。

復職してからはリワークでの対策もあって順調です。

ただ、復職明け1年も経っていない状態で、自分が社会復帰したとは気分的に言えず、冒頭にて途中という表現をしました。

他の方と同様に、10年間くらい休職せず働けて、はじめて社会復帰したといえるのかなと漠然と思っています。

 

発達障害診断

2回目の休職期間中に、専門機関の受診を経て、発達障害と診断されました。

ASD自閉症スペクトラム障害です。

受診の経緯としては、私は30歳前後で2度も休職しており、自分の中の根本的な問題を探したかったためです。受診にあたってはWAISという知能検査の実施や学生時代の通知表などを提出して医師に判断してもらいました。

 

ASDとは?

一般的に、ASDは以下の特性を持つとされています。

  • 情報の同時処理が苦手(特に相手の機微な変化を察したり、自分の考えを伝えることが苦手)
  • こだわりが強い(融通が利かなかったり、非合理的な思考になったりしがち)

よく言われる注意点として、ASDスペクトラムであり、二元論で決まるものではありません。こういった傾向は誰しも多かれ少なかれ備えているものですが、それが強く見られた人にASDと診断がつきます。

なので、ASDであるかどうかということより、その人がどのような特性を持っているかということが重要視されます。

 

ASDに対する対処

自分の特性を列挙してみます。

  • 情報の同時処理が苦手のため、飲み会など大人数(5人以上くらい)での会話が苦手。誰が何を喋っていたか、自分が何を言うべきか、など訳が分からなくなる。
  • 会話上の暗黙のルール・期待が苦手。社交辞令を真に受けたり、面白く返すべき時に返せなかったりする。
  • 言葉より映像で考える傾向が強い。そのため、自分の考えをうまく伝えられない。
  • 頭の多動性が強い。相手が長話をしているときに別のことを考えて集中できなくなってしまったり、自分が話している最中に別のことが気になって離せなくなってしまったりする。
  • 自分の感情に気が付きにくい。自分がどう思っているか分からないのに他人の感情には敏感のため我慢をしがち。
  • 自分の体調に気が付きにくい。こだわりの強さと相まって、過集中と消耗につながる。
  • 助けを求めにくい。サポートを得なさい、と言われれば動けるが、言われないとずっと一人で抱え込んでしまう。
  • 自由な環境が苦手。在宅勤務など自制が必要なシーンで自制できない。
  • 正解がはっきりしないものが苦手。学生の課題、資格試験などでは結果を出せるが、仕事でうまく結果を出せない。
  • 規範に対するこだわりが強い。こうすべき、と言われたことに対して柔軟に考えることができない。前述の在宅勤務時など、自制できなかったことで必要以上に自分を責めたりする。

まとめると、対人コミュニケーションと仕事(主にリーダー業務)を苦手とします。

私は復職にあたって、自分にどのような特性があるのか、どのように自分で対策するか、自分で対策できなければどのようなサポートが必要かについて、会社にレポートを提出しました。

現在のところ、順調にやれていると思います。会社には感謝しかありません。

 

最後に

今回初めて自分がASDということを家族・会社以外の不特定多数に公表する形になります。

自分がこんなに特性を持っていても生きてこれたのは、友人の存在や、社会、今の会社のサポートがあるからだと思います。本当に感謝しています。

何か質問や感想があればコメントお願いします。